コラム
脱毛
2019.10.6
脱毛には毛周期が大きく関わってきます。
では、毛周期とは何なのでしょうか?
毛周期とは毛が生え変わるサイクルを表したものです。
大きく「成長期→退行期→休止期」の3段階に分けることができます。
まつげや髪の毛が気づかない間に抜けているのは、成長期を終えた毛が休止期に入るためです。
毛のサイクルの仕組みを段階ごとに詳しく見ていきましょう。
成長期とは名前の通り毛が成長している期間です。
成長期では毛が毛根の「毛乳頭」という発毛組織と強く結びついているので、毛が抜けにくいことも特徴です。
退行期は毛母細胞の分裂スピードが急速に低下し、毛の成長が止まる時期です。
また、毛が毛乳頭から徐々に離れていき、休止期に入る準備を行います。
毛母細胞の分裂が休止し、毛の成長が完全に止まります。
さらに、毛が毛乳頭から離れて自然に毛が抜け落ちることも特徴です。
休止期になると毛乳頭は玉のようになって皮膚の中に入り、新しい毛を生成する準備を行っています。
休止期を終えた毛は成長期になりサイクルを繰り返していきます。
結論から言うと毛周期を見分ける方法はありません。
毛周期は毛根の発毛組織の働きによって段階が決まります。
皮膚内の細胞の動きを肉眼で判断することは不可能です。
そのため、毛周期を正確に見極めるのは難しいと言えるでしょう。
また、人によって毛の太さや濃さ、毛量はさまざまです。
そのため、毛周期も同様に個人差が生じることを覚えておきましょう。
毛周期は内外的な様々な要因で乱れやすく、非常にデリケートです。
毛周期が乱れる大きな要因として「ホルモンバランスの乱れ」「毛抜きでの自己処理」が挙げられます。
睡眠不足や偏った食生活をしていませんか?
ホルモンバランスが乱れに繋がる不規則な生活習慣は毛周期が崩れやすくなる原因となります。
毛周期の乱れを防ぐためにも最低6時間は睡眠時間を確保するなど生活習慣を改めると良いでしょう。
また、過度なストレスも毛周期の乱れにつながります。
ストレスがかかりすぎると自律神経が乱れ、代謝が悪くなり血流が低下しやすくなります。
毛根の発毛組織の働きも弱まる恐れがあるので注意しましょう。
毛抜きでの自己処理を行っている方も多いのではないでしょうか。
安価で簡単にムダ毛処理ができる毛抜きは魅力的ですよね。
しかし、毛抜きでの自己処理は毛周期の乱れを起こす原因となるので注意しましょう。
毛根の発毛組織の働きが正常に行われなくなり、毛周期を大きく崩すリスクがあります。
自己処理の際は肌への負担が少ない電気シェーバーの使用をおすすめします。
脱毛を受ける前日は脱毛箇所のシェービングを行いましょう。
ムダ毛処理の際は肌を傷付けにくい電気シェーバーがおすすめです。
毛抜きでの処理は毛穴を広げ、細菌が入りニキビなどの炎症を引き起こす可能性もあります。
カミソリでの処理は肌の表面を削ってしまうため肌への負担が大きいのが特徴です。
色素沈着や乾燥肌になる恐れがあるので注意しましょう。
脱毛後のアフターケアは保湿がとくに重要です。
脱毛直後の肌は乾燥しやすく敏感な状態になっています。
そのため、低刺激の化粧水や保湿クリームを使用すると良いでしょう。